一歩下がって考えてみた-Black tee thinking

50代、海外在住です。日々気づいたことを書き溜めています。

炎上系政治家の小西議員に思う~劣化したのは有権者(2023年4月12日)

最初に断っておくが、私は小西議員に批判的だ。彼の存在は2013年の国会クイズ大会事件までよく知らなかった。東京大学から官僚を経て38歳で参議院議員となった彼は勉強は良く出来るのだろうが、言動・行動は政治家というよりは炎上系ユーチューバーに近く、政権批判を行うためには手段を問わない姿勢には呆れていた。

しかし大変残念なことに、彼は選挙で信任を得ている。3回目の当選を決めた2022年7月の選挙では定数3の選挙区で3位なので大勝ではないが、次点の候補者には比較的差をつけているので、辛勝でもない。クイズ事件や最近の小西文書、サル発言に加えて、Wikipediaには彼の見識、品格を疑うような発言、行動が列挙されているにも拘らずだ。

つまり全ては有権者の責任なのだ。小西議員は迷惑行為を重ねて注目を浴びることを目的にしているユーチューバーのような人物だ。一般的なユーチューバーとの大きな違いは、彼の場合は学問があって弁が立つことぐらいだが、それ故に多く人が彼を良い方に誤解しているのだろう。発言のパーツはもっともらしいのにベクトルが間違っているので却って始末が悪いのだが。東谷議員も同様だが、実は彼らには罪はないのかも知れない。当選させてしまう有権者が悪いのだ。

政治家のレベルが低下したと批判することは容易いが、それは全て自分たちに跳ね返ってくることを我々は認識しなければいけない。レベルが低下したのは政治家ではなく自分たちなのだ。政治を有効に機能させるためには、選挙でレベルの低い議員を落選させるしかない。小西議員は任期があと5年も残っている。今回の件が風化しないようにしなければいけない。

 

(参考にしたサイト)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E4%B9%8B#cite_note-16

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/12/

https://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%B0%8F%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E4%B9%8B