一歩下がって考えてみた-Black tee thinking

50代、海外在住です。日々気づいたことを書き溜めています。

リクルートの「サクラ」行為で企業が謝罪する構図が日本的(2023年6月5日)

学生向けセミナーにおける「サクラ」行為についてリクルートが謝罪しているが、そんなに悪いことだろうか。報道によれば、社員が学生を装って質問を行ったケースがあったらしい。要は「質問が出ない場合」のきっかけ作りとして社員が質問していたと思われるので、気の利いた社会人なら誰もが一度や二度は経験があるはず。報道しているマスコミの記者側も同様の経験があるのではないか。

日本人の参加が多いセミナーでは質問が出ないことが多い。しかも大半の場合、質問したい事柄はあるのに、質問しづらいというだけの理由で遠慮しているケースなのだ。だから、サクラを用意してきっかけを作る。誰も損していない。何が問題なのだろうか。

海外では「何が問題か?」と切り捨てられる話。なのに、マスコミが企業を謝罪に追い込み、企業が謝罪する。マスコミがそれをニュースにする。色々無駄が多い。誰が得するのか。本当にわからない。