一歩下がって考えてみた-Black tee thinking

50代、海外在住です。日々気づいたことを書き溜めています。

炎上系政治家の小西議員に思う~劣化したのは有権者(2023年4月12日)

最初に断っておくが、私は小西議員に批判的だ。彼の存在は2013年の国会クイズ大会事件までよく知らなかった。東京大学から官僚を経て38歳で参議院議員となった彼は勉強は良く出来るのだろうが、言動・行動は政治家というよりは炎上系ユーチューバーに近く、…

政府による花粉症対策 ~ 我々は政治に何を求めているのか(2023年4月11日)

なぜ急に政府が花粉症対策に乗り出したのか?少し前のニュースに対する私の率直な疑問だった。特に岸田首相の国会における発言で「社会問題と言っていいような問題」と表現していることに、少し違和感を覚えた。 但し、花粉症対策は以前から取組みがされてい…

職場結婚が減少~逆に中年以上の職場(疑似)恋愛が増えるのでは?(2023年4月10日)

職場結婚が減っている。1990年代には職場で知り合って結婚する人の割合が3分の1以上あったものが、最近は2割程度に落ち込んでいるとのことだ。よく言われるが、昔は大手企業ほど職場結婚が多かった。例えば商社に就職する一般職女性は花嫁要員であり、女性も…

Googleの退職勧奨報道 ー 整理解雇が難しい日本の現状について考える (2023年4月9日)

グーグルが全世界的に人員調整を行っている。全世界の従業員の6%を削減するとしており、日本法人も含まれている。グーグル日本法人は退職勧奨手続きを行っているが、その対応がが外資系についてはとても寛容なのが興味深い。 報道によればグーグル日本法人…

キャバクラなどの「広告トラック」を東京都が規制強化~でも対応が緩くない?(2023年4月8日)

東京都はトラックの荷台の大型広告を掲示する「広告宣伝車」のデザイン審査の対象を拡大する。狙いはキャバクラやホストクラブなどの風俗営業を宣伝する車を抑制することだ。従来は都内ナンバーの車両に限定して審査を行っていたが、都外の車両が流入する実…

テスラが今年3回目の値下げ~電気自動車は値下げが簡単なのか? (2023年4月7日)

テスラ社が今年3回目となる値下げを発表した。モデルSとモデルXを何れも5千ドル値下げして、それぞれ8万4990ドルと9万4990ドルになる。値下げによって「利益率より販売台数を追う」ことにしたようだ。2023年1月には比較的廉価なモデル3とモデルYを約10%値…

チャットGPT規制強化~チャットGPTもTikTokも同じ穴のムジナか(2023年4月6日)

チャットGPTが盛り上がる中、利用規制について焦点があたっている。イタリアが3月31日に一時的な使用禁止を発表したことが発端だが、他の欧州諸国にも広がる動きがある。また、違うアングルで言えば、教育機関でも利用規制に関する議論も出てきている。 …

新入社員、3年以内に離職3割超は高くない。むしろ転職を推奨すべき(2023年4月5日)

本日付けのテレビ東京のニュース配信で「新入社員、3年以内に離職3割超 離職を防ぐ企業の新対策」というものがあったが、3年以内に離職3割超は本当に問題視すべき高さなのだろうか。 絶対水準から言えば、3年以内に離職3割超はむしろ低い水準である。詳細は…

「レコード芸術」休刊 ~ 「狭く深く」掘り下げる雑誌しか生き残れない?(2023年4月4日)

専門誌の「レコード芸術」が2023年7月から休刊になる。図書館で少し眺める程度で購入したことはないが、クラシック音楽にフォーカスし、CD等の新譜に関する記事が中心の雑誌とのこと。つまり情報の主題は「コト」=ニュースではなくて「モノ」ということにな…

ヴィレッジヴァンガードの不振に思うこと~秋葉原の書泉ブックタワーは書店の未来の一つの形では(2023年4月3日)

ヴィレッジヴァンガード(VV)の店舗閉鎖が続いているようだ。最盛期だった2014年5月期時点の390店舗から、直近の決算期である2022年5月時点では318店舗にまで減少している。決算資料によれば、2022年11月末までの時点で既存店売上は横ばいながら、総店舗数…

デジタル給与の解禁は電子マネー業者のロビー活動の成果では?(2023年4月2日)

日本でデジタル給与が解禁される。日本経済新聞によれば、すでにPayPayは給与のデジタル払い事業に参入するために、厚生労働省への申請手続きを開始したようだ。すでに8社が検討しているとのことであり、更に競争が激化することが予想される。 記事では「海…

インドの人口増はプラスかマイナスか(2023年4月1日)

今、インドに世界の注目が集まっている。地政学的にはグローバルサウスの盟主として、中露と欧米の結節点的な役割で存在感を増しているし、経済の面でも安定的な人口増加を背景に、今後も継続的な経済成長が期待されている。 2022年末にはとうとうインドが中…